みそ near me!


みそ near me!
~わたしのまわりのかもす人びと〜


ブックレット「いのちとみそ」の中のワンコーナーをページにしました。

筆者と縁のある、各地の味噌知り合いを紹介していきます。

徐々に情報を増やしつつ、皆さんが素敵な味噌に出会う場に出来たらと思います。

味噌の出会いの輪が広がっていく未来を、共に醸していきましょう。


・井上糀店 
明治初頭から五代続く、東京町田にある地域密着型の天然手作り糀店。
伝統を受け継いだ形での手作りで米みそ、玄米みそ、麦みそを作りながら「みそは自分でつくるもの」と、こうじと大豆と塩を合わせた「手前味噌づくりキット」を販売したり、みそづくりワークショップの開催を各地で行っている。


・いかりみそ
井上糀店で長年みそとこうじを作り続け、みそづくりワークショップなどを通じてみその面白さ、奥深さ、おいしさをわかりやすく親切に教えてくれた碇氏が、三代前の先祖のみそ屋を継ぐような形で始めたこうじづくりとみそづくりの小さな蔵。「みそは誰でもおいしく作れる」「誰がつくるどんなみそもおいしい」ということを、実践をもって感じさせてくれる。
所在地: 〒243-0806 神奈川県厚木市下依知515−24



・JamHouse
東京世田谷から始まった共同生活のためのシェアハウス。
共同生活のスタイルそのものを掘り下げ、味噌づくりや草木染めなどを通じた生活づくりそのものの共有をゆるやかに楽しく続けている。
2011年から暮らしの中でのみそづくりを近隣の住民と共に継続し、みそスタンドやみそバーのようなものを分かち合って暮らしている。


・ほしの糀
2011年から始まったJamHouseでのみそづくりを支え続けた元住人。
その後、生まれ故郷の群馬の糀屋でこうじ造りを学び、現在はこうじづくりやみそづくりのワークショップやファーマーズマーケットでの出店などを通じて、味噌や玄米甘酒やなめ味噌といったこうじを使った発酵食の文化を全国各地で広めている。




・みそ北沢
JamHouseの住民たちが中心となって始まった、都会で味噌を分け合って生きるためのイベント。東京下北沢のビルの3フロアを使って、みそづくりと音楽ライブと味噌などの発酵食や養生食の出店を合わせた体験型みそイベントが開催されている。年2回開催されている「みそ北沢」で作られるみそは、参加される人達にみそやみそ汁としてふるまわれており、駅前でのゲリラみそ汁炊き出しや、街全体でみそ汁が飲める「みそ日=みそか」などを通じたみそ文化の広がりを妄想している。

















・Cift Miso
渋谷の真ん中でビルの1フロアを使った共同生活のコミュニティ「Cift」が2016年から始まった。
写真家、映像作家、編集者、ITクリエイターなど約30人が暮らすフロアの一角にある共有スペースで、定期的に味噌が作られており、日々のみそ汁、みそ湯、朝みそ、モバイルみそ、トレイルみそといった形で活用されている。
現在は「渋谷に麹屋はできるのか」という問いをテーマに、ビル全体、渋谷全体を巻き込んだイベントなども開催している。


・みやもと糀店
土地に代々伝わる在来種の大豆を自然栽培で育ててきた宮本農園。
育てた大豆を使って地域の人たちがみそを作るための場を続けいく中で、糀作りも始めることに。
手前みそ作りがもっとも盛んになる冬場は、週末ごとにみそ作りの場が開かれ、季節を問わず米こうじや大豆こうじや味噌をつくっている。




・エディブル・スクールヤード・ジャパン
「エディブル・スクールヤード=食べられる校庭」は、アメリカのカリフォルニア州バークレーの公立中学校で1995年に始まった。
「いのちのつながり」「循環」「生きるちから」を教育の軸に据えて、 菜園を給食や課外活動に取り入れるだけでなく教育課程全体の柱のひとつとすることで、地域に暮らす人達や子どもたちの食の状況そのものを改善していくことを目指している。
日本では、東京都多摩市立愛和小学校で2104に実践が始まった。
現在は、エディブルスクールヤードの創始者であるアリス・ウォータースとのつながりのもと立ち上がった「エディブル・スクールヤード・ジャパン」と学校の連携により、保護者や近隣住民、ボランティア有志やパーマカルチャー実践者などによって科目をまたいだ菜園教育の実践が続けられており、手でつくる味噌を食べたり作ったりする授業は子どもたちの楽しみにもなっている。



・三宅商店
「Spend Shift=消費動向は世界をつくる」を合言葉に、ミュージシャン三宅洋平が店主を務めるライフスタイルセレクトショップ。
扱うものは自然食品や調味料、生活雑貨やヘンプなどの自然素材、草木染めの衣服や書籍、CDなど幅広い。
自分たちの生活が世界を作っているという認識の元、暮らしそのものを見つめ直し変化を起こす為の提案を様々な角度から続けている。
年に一度行われる「Shine研修」と称される合宿では、海水からの塩づくり、味噌づくり、鉄火味噌づくりなどをおこなっている。
三宅商店:http://miyakestore.com/
Shine研修2018「味噌は自分で作るもんだ」の味噌づくりだけじゃない味噌づくり


・東京アーバンパーマカルチャー
パーマカルチャーは、パーマネント(永続性)と農業(アグリカルチャー)、そして文化(カルチャー)を組み合わせた言葉。
永続可能な農のあり方をもとにして、生態系の中で豊かな関係性を築いていくための考え方と暮らしの実践が世界各地に広がっている。 
都市生活の中でパーマカルチャーを実践するための取り組みを続ける東京アーバンパーマカルチャーは、2016年にクラウドファウンディングによって千葉県いすみ市の古民家を再生して『パーマカルチャーと平和道場』を運営しており、廃材や間伐材を使った釜戸での味噌づくりが始まっている。
東京アーバンパーマカルチャーweb:https://www.tokyourbanpermaculture.com/
東京アーバンパーマカルチャーblog:http://tokyourbanpermaculture.blogspot.com/

・冨貴工房みそ部
大阪市内にある手前みそ作りのための共同作業所「冨貴工房」でのみそ作りで知り合った人たちを中心にして始まったゆるやかなネットワーク。
毎月の新月前日(みそ日)を、誰でも参加できる定例の活動日にして、みそのための大豆や米、大麦、みそ汁のための野菜などの畑作業をしたり、発酵食品などの持ち寄りご飯会などで交流し、みそを通じた交流を深めている。
和暦年越しの3日間は、収穫した大豆を選別し、海水を汲んで塩を炊き、糀をつけて、火打ち石で起こした釜戸で大豆を茹で、手焼きの味噌壺に仕込む自由参加のみそ体験合宿を行っている。



・百聞食堂
『百聞は一見に如かず、百見は一行に如かず、百行は一果に如かず(聞くよりも見ること、見るよりも考えること、考えるよりも行動すること、行動して(継続して)成果を出すこと)』を理念に、月に一度、三重県亀山にある『月の庭』で 豆味噌を使った料理のワークショップを軸に活動を続けている。 
2014年からは、「古式醸造三年味噌の技を伝える」というコンセプトの元に、鈴鹿で元禄時代から続いている杉桶仕込みの天然醸造による長期熟成豆味噌蔵「東海醸造(株)」 の協力により、大豆の栽培から味噌造りまでを通して、農業や味噌蔵や豆味噌のことを学ぶ体験型ツーリズムに取り組んでいる。
3年に渡る豆味噌作りを通して、普段出会う事の少ない味噌蔵事業者や農業者と出会い、作り手の想いやこだわり、味噌や大豆の生産現場の現状などについて理解と関心を深める機会を作っている。
伝統的な味噌蔵と、現代に暮らす生活者である自分たちが、どのような形で新しい関係を作っていけるのか、実践を通じてその問いと向き合い続けている。
地元にある優れた食材に対して、その価値をよく理解して生活に取り入れ、納得して正当な対価を払うことで、伝統的な製法に取り組む事業者や農業者の経済が循環し、地域経済全体が潤っていくきっかけ作りを担っていくことを目指している。


・みそ健康づくり委員会
全国の味噌製造メーカーと製造者組合(958企業・48組合)による全国味噌工業協同組合連合会が「すぐれた健康食品である味噌を皆様の健康増進に役立てていただけるように」という意図で設立した組織。
味噌の効用に関する科学的データ等の収集、料理メニューの開発、PR活動などを積極的に展開している。味噌の歴史や郷土史といった個人ではアクセスできない情報を幅広く集めて蓄積し、パンフレットや書籍を作る取り組みのおかげで私たちは味噌についての理解を深めることができている。


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